From: グレゴ13@委員長

前回の記事で、過去の記事を1つ読んでおいてほしいとお願いしました。

またリンクを貼っておきますので、今からでもお読み下さい。

  Dominant の訳語が「属音」なんて、どこの誰が決めた?
  http://gregorio.tokyo/b/6rbu1

とりあえず、tonic という用語だけでも頭に入りましたら、本題に進みましょう。

かつて Magnificat 3.a. (Liber Usualis p. 208) を練習したとき、なぜモヤモヤした感じが残ったか、についてです。

まず、この3という数字が意味するのは、メロディーが第3旋法で書かれているということです。

どの旋法か分かると、どの音が tonic であるかも分かります。この場合はミの音です。

この tonic ですが、別名を final とも言いまして、メロディーがこの音で終わると終止感が得られます。つまり、歌が終わった感じがします。

ところが、Magnificat 3.a. は、tonic のミでは終わらず、ラの音で終わるのです。

これでは全行を歌い終えても、何か落ち着かないはずです。

実はこの後に(正確には前後に)きちんとミの音で終わる交誦があり、それも歌えばよかったのですが、後の祭りでした。

この教訓を生かしまして、今度の練習では、交誦 Petite et accipietis (ibid. p. 834) も練習曲に入れました。

今度こそ、しっかり終止感を得て、気持ちよくお帰りいただきたいと思います。

P.S. 5月9日の正規練習から参加を希望する方は、急いでお申し込み下さい。

P.P.S. できれば練習後すぐにお帰りになるのではなく、終課もお付き合い下さい。9時までには終わります。